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現在進行中の研究

 中村正之研究室は、これまで培ってきた触覚型天文資料の技術・考え方を参考に、ミュージアムでも活用できる展示資料「触覚型展示資料」の研究を行っています。ただ、さわれる資料を作るのではなく、触り手が理解しやすい資料(情報量を操作した資料)を目標に研究を行い、構成要素分割表現法という考え方を導き出しました。この構成要素分割表現法は、美術作品を鑑賞するのに非常に優れており、これまで触覚資料で鑑賞が困難であった絵画や日本の名画などを鑑賞することができます。

 

 

 中村正之研究室は、これらの表現法を基に作品サンプルをつくる活動を行っております。作品を作るうえで、必要なものはこれまでと同様に、

  1. パソコン

  2. 画像加工の技術

  3. Swell Pepar(カプセルペーパー)

  4. 立体コピー(PIAF)

 以上の4つのみです。

 製作時間は、それほどかかりませんが、構成要素分割表現法で作品をコンポーネントを分ける必要があります。

 

 現在、山梨県立博物館の協力のもと構成要素分割表現法を用いた富嶽三十六景の触覚型展示資料を制作しています。

構成要素分割表現法を用いて分解した画像

構成要素分割表現法を用いて制作した富嶽三十六景の作品サンプル

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