top of page

天体写真館

ISON彗星の行方

​​2013年 12月 1日

 

 9月より観測を続けていたISON彗星ですが、太陽に最も接近する前(日本時間の11月29日早朝)から暗くなりはじめ、核といわれる部分が崩壊した考えられています。
 このことから、今後肉眼でISON彗星を見ることは難しいとのことです。


 本来でしたら、写真にうつる空の方向にISON彗星が見える予定でした。

ペルセウス座の二重星団と
オリオン大星雲を観測しました

​​2013年 9月 30日

 

 2013年9月27日に観測したペルセウス座の二重星団とオリオン大星雲、下弦の月です。

 

 オリオン大星雲については以前説明しましたが、ペルセウス座とは秋の夜に見られる星座です。秋には、はくちょう座からカシオペア座、ペルセウス座にかけて秋の天の川を見ることができます。その流れの中にある接近して並んでいるふたつの明るい星団(たくさんの星が一か所に集まっているところ)がペルセウス座の二重星団です。ペルセウス座の二重星団は美しい星団の代表ともいわれており、見ごたえのある星団です。

冬の一等星を観測しました

​​2013年 9月 30日

 

 2013年9月27日に、冬の一等星を観測しました。

 

 冬は星がとてもきれいに見えるといいます。その理由の一つとして考えられるのは、冬の一等星の多さです。夏の一等星といえば、ベガ、デネブ、アルタイルの「夏の大三角形」が有名です。しかし冬は、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、子犬座のプロキオン、おうし座のアルデバラン、オリオン座のペテルギウス・リゲル、大犬座のシリウスといった7つもの一等星をみることができます。これらは「冬のダイアモンド」ともいわれています。

 空に輝くダイアモンド。星を見るには贅沢な季節といえますね。

すばるを観測しました

​​2013年 9月 30日

 

 2013年9月27日にすばるを観測しました。

 

 すばるは、冬の夜空をかざるおうし座にある代表的な散閑星団です。赤い一等星のアルデバランの近くにあり、肉眼でも見ることができます。

 平安時代の清少納言も『枕草子』の中で「星はすばる…」とその美しさをたたえており、古くから人には星を愛でる心があったのだと教えてくれます。

オリオン大星雲を観測しました

​​2013年 9月 30日

 

 2013年9月27日にオリオン大星雲を観測しました。

 

 オリオンといえば冬の星座・オリオン座が有名ですが、オリオン大星雲というのは、そのオリオン座の三つ星から南下したところにある小三つ星の真ん中の星です。オリオン大星雲は星が新しく生まれる場所であり、星が誕生するまでのすべてを見せてくれる美しい星雲です。

 また、肉眼でも十分見ることができる明るさで、肉眼や双眼鏡、天体望遠鏡等あらゆるアプローチで違った味わいを見せてくれます。

十五夜のお月様

​​2013年 9月 20日

 

 2013年9月19日は中秋の名月、十五夜でした。皆さんは月を見ましたか?

 

 今年の十五夜は満月を見ることができました。これは実に6年ぶりのこと。十五夜といっても旧暦の8月15日を中秋というため必ずしも満月を見られるわけではありません。次に十五夜と満月が重なるのは8年後、十五夜に満月を見るのは2021年までおあずけのようです。

 

ISON彗星を観測しました

​​2013年 9月 20日

 

 2013年9月17日に、ISON彗星を観測しました。

 

 ISON彗星は2012年9月に発見された新彗星で、以前紹介したパンスターズ彗星と同じく肉眼で見ることのできる彗星です。そして、ISON彗星は満月と同じくらいの明るさになる可能性があるといわれています。どうしてこんなに曖昧な表現なのかというと、彗星の明るさや見え方というのは予測が難しく突発的に明るくなったり、壊れて消えてしまう可能性が少なからずあるためです。

 今回観測されたISON彗星の明るさは12等級と暗く(ちなみに満月は-12等級)、15cm望遠鏡でようやく撮影できたものです。しかし、今後さらに太陽に近づき肉眼でも確認できる明るさとなっていきます。

 ISON彗星の見頃は11月から12月にかけて。明け方の東の空に輝くISON彗星を肉眼で見てみたいですね。

スピカ食を観測しました

​​2013年 8月 13日

 

 2013年8月12日に、スピカ食を観測しました。

 

 日食や月食というものは耳馴染みのある言葉ですが、日食や月食と同じように星の前を月が通り星を隠してしまう現象があり、それを星食といいます。

 8月12日にはスピカの星食が見られました。スピカは青白く光るおとめ座の一等星です。星食自体は珍しいことではないですが、一等星の星食は多く起こることではなく、一等星の星食は2005年3月のおうし座の一等星・アルデバラン食以来のことだそうです。

 また、今回のスピカ食は前回のスピカ食から数えて実に7年ぶりのことであり、次回のスピカ食は11年後となってしまうそうです。今回のスピカ食を見れた方も見られなかった方も、この写真を見て少しでもスピカ食を感じていただけたらと思います。

天の川を観測しました

​​2013年 7月 19日

 

 2013年7月19日午前2時ごろに、天の川を観測しました。

 

 天の川といえば“七夕”を思い浮かべますが、実は天の川は夏の空でも冬の空でも見ることができるのです。しかし、夏の天の川は冬の天の川よりも明るいので観測に適しています。
 天の川は星座を形つくっている星や惑星と比べると暗いので人工の光があると見ることが難しくなります。まず、天の川を見るためには街灯などの明かりがない場所を探して天の川を観測してみてくださいね。

 

土星を観測しました

​​2013年 6月 1日

 

 2013年5月31日の午後8時ごろに、土星を観測しました。

 

 土星は太陽系の中では木星に次いで2番目に大きい惑星です。美しい環が特徴的でその美しさから「太陽系の宝石」とも呼ばれています。

 6月は宵の南の高い空に見ることができます。 土星は「おとめ座」にあり「おとめ座」の一等星スピカと並んでいるので、まずは白く輝くスピカを見つけ、スピカを基準に土星を探してみてください。

 

 土星は明るく輝く惑星のため肉眼でも見ることができます。肉眼では土星の環を見ることはできませんが、天体望遠鏡があれば環を確認することもできます。6月19日前後には、上弦過ぎの明るい月がスピカと土星の近くを通り過ぎていくようすを観察することができるそうなので要注目です!

 

 是非、皆さんも土星を探してみてくださいね。

 

茨城県水戸市郊外にて
パンスターズ彗星を確認しました

​​2013年 4月 5日

 

 2013年4月4日の早朝に茨城県水戸市の郊外において、パンスターズ彗星を確認しました。

 

 パンスターズ彗星とは、ハワイに設置されたパンスターズ1望遠鏡によって2011年6月6日に初めて観測された彗星です。パンスターズ彗星は太陽に最も近づく頃には肉眼でも確認できる明るさになると言われています。

 そして、なんと日本時間で2013年の3月10日が太陽に最も近づく日なのです。 しかも、太陽に近づくのは今回一度きりだと考えられています。

 

 2013年の3月から4月にかけてパンスターズ彗星は観測できます。4月上旬は日の入り後の西の空、日の出前の東の空の2回が観測チャンスだそうです。

 

 是非、皆さんも空を見上げてパンスターズ彗星を探してみてください。

パンスターズ彗星の動画をアップロードしました

​​2013年 3月 19日

 

  2013年3月15日に栃木県大田原市にてパンスターズ彗星が観測されました。

 

 

【太陽観測】
3連休の太陽黒点群の様子

​​2012年 7月 16日

 

 西エッジ付近の黒点群が活発な活動をしているようです。三日間の変化をまとめてみました。たくさんの人にこんな姿を実際に望遠鏡で見てもらえるとよいのですが。。。

 

【太陽観測】
2012年6月29日の太陽

​​2012年 6月 29日

 

太陽のプロミネンスと黒点周辺です。太陽の活動が活発になってきていることがわかります。

24時間の変化です。面白いですね。

【夕空の競演】
月・木星・金星のコラボ

​​2012年 3月 27日

 

 とてもきれいな星景色です。3月26日には、木星と金星の間に三日月が移動してきます。

 

【皆既月食】
神秘的な天体ショーを撮影

​​2011年 12月 17日

 

皆さんご存知のとおり12月10日は、皆既月食が日本各地で観測することができました。天気に恵まれたこの日、空はにぎやかな天体ショーが繰り広げられました。

【皆既月食】
神秘的な天体ショーを撮影
bottom of page